魔女の宅急便の街ドブロブニクで歴史散策

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いよいよクルーズ最終日を迎え、AM8:00 、船はドブロブニクへ到着。

始めてのクロアチア、通貨はユーロ⇒クーナへと変わり新しい国に期待が高まります。
下船からドブロブニク滞在時間は約5時間。

どうしても見てみたかったのは、本物の『魔女の宅急便』のモデルにもなったドブロブニク旧市街を一望出来る『スルジ山』からの景色です。
残念ながらHISのツアー内には組み込まれていなかったので、前日ガイドブックを握りしめて相談に行くと、快くOKとバスからの道順を教えて頂きました。

ドブロブニクはクロアチアの南部に位置する街で『アドリア海の真珠』と称えられるほどの美しさで知られています。
旧市街の北側にそびえる標高412mの『スルジ山』
ケーブルカーで少しずつ昇っていくにつれて全貌があらわれてくる絶景、美しいテラコッタオレンジ色の屋根がびっしり密集し、そこを埋める鮮やかな色をした豊かな緑の木々、そして遠くに輝くアドリア海の姿をとらえた時には山頂へと到着します。

なぜこの街にみんな心惹かれるのか、山頂に着くと分かったような気がしました。
ドブロブニクは、7世紀戦争に追われたローマ人が移り住み、城砦を築いて
『ラグーサ共和国』と呼ばれる城都市を造ったと言われています。12世紀にはスラブ人が暮らし始め、スラブ名で『ドブロブニク』と呼ばれるようになったそうです。

15世紀から16世紀、ドブロブニクは全盛を誇り、街は世界最先端だったそうです。
8世紀から旧市街を囲う約2kmの城壁が作られ、既に上下水道は完備され、この城壁内で全てが完結出来るように設計された姿は今でも見ることが出来ます。
例えば、城壁へ入る主要な門の一つ『ピレ門』から徒歩3分の場所にある
『オノフリオの噴水』では、12km離れたスルジ山の泉から水を引き続け、今も変わらない美しい水を見ることができ、観光スポットの一つとなっています。


また、交易で栄えたドブロブニクは、商人の出入りが激しかったので早くから検疫所が設けられていました。旧市街の東側で見ることが出来ます。この頃から既に予防接種も行われていたそうです。
そしてドブロブニクのお土産としても有名なのが、ナチュラルコスメです。
観光スポット『フランシスコ修道院』の中にある薬局は、なんと創業1317年!日本では室町時代でしょうか。ヨーロッパでは3番目に古く、現在も営業しているのですから驚きです!その想いを受け継いで、薬草やハーブなど健康的なコスメが沢山販売されています。色とりどりの小瓶に入ったローズウォーターやハーブ石鹸など、老舗の歴史を感じるお土産、とっても喜ばれそうです!

東西文化が交差する土地柄、歴史的に様々な国の支配を受けながらようやく1992年に独立したドブロブニク。
その自由への歩みは、山頂の独立戦争博物館でも見ることが出来ました。
たった20数年前の出来事なのに、私はあまり知りませんでした。
約2000発の砲弾がこの美しい旧市街へと打ち込まれ5年という長い戦いでは多くの犠牲者を出し、街は70%崩壊したそうです。
戦火を負った建物はそのまま博物館として使用され、
煉瓦に残った弾丸の跡や壁に描かれた荒々しい落書きがとても生々しく、
屋上へ向かう湿った黴の重たい匂いは、当時の人々がここで耐えた様子を想像させました。

そんな屋上からの景色も、歴史へ想いを馳せて感動も倍になるように思います!
是非スルジ山と独立戦争博物館へ行ってみて欲しいです。

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