クルーズ旅行で期待薄だったコルフ島

朝9時、船がコルフ島へ入港
初のギリシャ到着
購入したギリシャのガイドブックにも載っていない島。
HISには、別でオプショナルツアーが3つ用意されています。
どれも費用は1万円。
- アルベロベッロ観光
- コルフ島の亜飛リオン宮殿観光と旧市街観光
- サントリーニ島のイア村半日観光
そのうちコルフ島だけは、どこ?という感じで最後まで申し込むかどうかを迷っていました。
次の日に訪れるサントリーニ島が旅で一番盛り上がるメインディッシュだとすれば、コルフ島は箸休めのお新香程度にしか思っていなかったのに!!!ごめんね。コルフ島。
もう一度訪れる機会があれば絶対コルフ島!!と言い切れるほど、歴史と自然が融合された気品ある美しさに溢れた街でした。
コルフ島の簡単な概要

そんな風にあまり知られていないコルフ島ですが、実はギリシャ本国と変わらない古い歴史があります。
コルフ島は地中海中央にある、イオニア諸島の最北端に位置する島。
それはアドリア海の入り口にあたり、ここで他国からの侵入を防ぐようにと街の西側にはベネチア時代の新要塞、東側には旧要塞が海に向かってそびえ建ちます。
まるで無言の番人のように、14世紀から長い年月を経ても変わらず真っ青なエーゲ海に佇む様子に心を打たれます。
暮らしてみたいコルフ島の旧市街

そこから視線を街の旧市街へ向けると景色がガラッと変わります。
歴史ある建築物はそのまま残され、ギャラリーやカフェ、服屋や土産物屋などにそのまま再利用。
古さと新しさが混じったリノベーション物件が、坂道の路地に所狭しと軒を連ねています。
人々の住宅は淡いピンク色や黄色をした色とりどりの外壁にアパートのバルコニーからあふれる花々。
それを揺らす気持ちの良いエーゲ海からの風が。

ちなみにこれは海綿と呼ばれる体を洗うスポンジ。
コルフの名産です。
オリーブ石鹸と合わせて素敵なお土産になります。
旧要塞のすぐ側にある、緑豊かな大きな公園(エスピラナダ公園)へ向かって、コーヒーを片手に人々が集まっていきます。

その様子はまるでジブリの『魔女の宅急便』のワンシーンのようで、平和で美しい日常が溢れていました。
『魔女の宅急便』のモデルになった都市は、この2日後に訪れるクロアチアのドブロブニクですが、ここコルフ島の商店街にグーチョキパン屋さんのキキの看板が出ていてもなんら違和感が無いドラマチックな街並みです。
この海の上に気球が飛んでいたら、凄く似合うだろうな~
息を飲む美しさ、絶景のカノニ

コルフ等を代表する景色の一つカノニ
断崖絶壁の高台からは、結婚式として利用されることでも有名な『聖ヴラヘルナ修道院』と、向かいにある通称『ネズミ島』と呼ばれる島が見渡せる絶景です。
その横には空港の滑走路が広がり、さえぎるものの無い景色の広がりは最高に気持ち良い!
そんな絶景を一人占め出来るカフェもおススメです。
青空に広がった真っ白のテントと心地よいソファが並び、乾いた風に吹かれながら音楽とコーヒーの香りがたまりません。
オプショナルツアーで行くアヒリオン宮殿

船を降りて最初にHISツアーで行くのはアヒリオン宮殿。
当時の宮廷一!と言われた美貌オーストリア皇后エリザベートが19世紀に建てた離宮。
身長172㎝、ウエストは51㎝!なんと体重は生涯45キロをキープしていたというから驚きです。
激動の時代を生きた彼女の癒しの場所だった離宮では、愛した眺望や絵画などが見ることが出来ました。
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