Miscarriage and retirement

誰も悪くないけどフル勤務は難しい、3年前の流産事情

miscarriage
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初めての妊娠で流産

3年前、結婚5年目にして待ちに待ったの初の妊娠

しかし酷い悪阻に耐えながらも12週に流産し

自分の小さな幸せを感じていた心がポキンと折れたように、数か月どこを探してもやる気が出なかった。

正社員の流産で一番辛いこと

女性が90%の私の職場では、

時々ブームのように後輩達が次々に妊娠していく。

普通の妊婦姿なのに、当時の私にはそれが雲の上の人のように遠くの存在に感じた。

でもそれは全く苦ではなく、退社理由にならなかった。

まだ32歳、きっと次は私も授かれるだろうと信じていた。

流産をして一番辛かったのは、復帰した職場での居心地の悪さだった。

悪阻の辛さをまだ経験したことが無い同僚たちに、

出勤できないことで空ける仕事を押し付ける申し訳なさ。

「大丈夫です!!!」

と言ってくれるも、他の仕事場の妊婦は普通に出勤していたからだ。

人それぞれの悪阻事情

「なんでわたしだけ?」

と他の妊婦と悪阻の酷さを比べてしまうこと。

そして永遠に出ない答え。

更に悪いことに,

12週を過ぎて流産手術を行うと、法的には出産したこととみなされ、3か月は職場に復帰出来なくなった。

悪阻で空けた日々と合わせて、初めて知る出勤停止命令、

更に迷惑をかけるとただただ謝るしかなかった。

でも誰も悪くない。

流産した赤ちゃんも、元気に妊娠を継続している後輩達も、私も。

それでも久々に出社したときの居心地の悪さはぬぐえなかった。

もちろん誰も私を責めない。

ただ仕事を空けてしまった申し訳ない気持ちで一杯で、

ベッドの上から謝ることしか出来なかった。

今考えても悲しくてみじめな気持ちになる。

そして、今なら自分だけが背負い込んでいただけで、もっと堂々としていれば良かったと。

経産婦以外知らない妊娠の重責

pregnancy
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イクメンや少子化対策という言葉が話題になり

女性が長く働ける職場環境へ意識が変化しつつある。

しかし、『女性が妊娠する』という

太古の昔からある当たり前の営みについて、

経産婦以外のどれほどの人がその詳細を知っているのだろう。

かく言う私も『妊娠』に対して無知だった。

人それぞれでも少なからずある悪阻の辛さ、

初期流産する確率の高さや高齢妊娠のリスク、

異常妊娠や赤ちゃんの障害に関することなど

全て女性だけが身をもって悩み感じることだ。

『普通』でないことの壁

深刻な少子化対策と合わせて進む晩婚化

女性にとっての職場で自己実現を続ける難しさは、

妊娠や出産に大きく影響する。

『普通』でないことがこんなに大きな壁になるなんて。

悪阻が普通ではないこと。

妊娠継続が普通に出来ないこと。

一番欲しい妊娠初期休暇

流産を経験した私にとって、退職しない選択肢を与えてくれるたった一つのものがあるとすると

3か月の悪阻休暇

まだ職場や周りに公表出来ない、流産率も高い初期にこそ

周りの理解に一番助けられると私は思っている。

まだマタニティマークも貰えない時期に乗る満員電車の怖さ

絶対に空けられない会議に出れるかどうかを前日から悩む辛さ

そういった時に当たり前のように使える悪阻休暇があれば

堂々と休むべきだ!という多くの理解から意識が変わっていくと思う。

女性の働きやすさは『普通』ではないことを受け入れられる成熟した社会を作っていくことだと私は思う。

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